カウンセリングとは
カウンセリングとは、相談者の悩みを理解して解決(治療)していくことです。
悩みを解決するためには、その人のことを精一杯理解することが大切。
心理療法には200種類以上もの理論があるため、すべてを完全に理解する必要はありませんが、より多くの理論を知り、実践に活かすことも大切です。
心理療法は、心理学に基づいて相談者を援助すること。
カウンセリングでは、悩んでいる相談者自身が自分で問題を解決することが最善のため、カウンセラーは問題を一緒に考えて援助することになります。
カウンセラーは相談者の話を聞き、最大限に理解しようと努めることが求められます。
援助するための大前提
■カウンセラーが援助するための大前提
・相談者が何を言っているのかを理解するのではなく、何を言おうとしているのかを理解する。
・コミュニケーションの内容とプロセスをそれぞれの面から理解する。
・問題を部分的に理解せず、周辺の状況を含めて総合的に理解する。
■カウンセリングの基本理論
・相談者を理解するための理論
性格形成の考え方(パーソナリティー論)は、その人の問題や症状を理解する手立てになる。
ただし、同時に病理論も必要になるため、問題の理由や状況も知っておく必要がある。
・方法論
カウンセリングには問題解決の他に、パーソナリティー(個性や人格)の成長を手助けする方法論が必要。