転移
転移とは、相談者がカウンセラーに対して無意識に親や過去に出会った人と同じような態度や感情を示すこと。
転移には陽性と陰性の二種類があり、陽性の場合は信頼や感謝、尊敬などプラスの面があらわれます。
陰性の場合は恨みや攻撃性、不信というマイナスの面の感情があらわれます。
カウンセラーは、転移した感情を分析し、今後の治療や問題解決に役立てることが可能。
また、相談者が転移を乗り越えれば、カウンセラーとの信頼感はさらに深まります。
ただし、転移感情は複雑になる場合もあり、陽性と陰性の両方があらわれることもあります。
きちんと見極めて、カウンセラーが振り回されないようにしましょう。