認定カウンセラー
認定カウンセラーとは、日本カウンセリング学会により認定される資格。
1986年に設立されました。
この資格を取得するための前提条件として、学会に入会して活動する必要があります。
入会の条件は以下のとおり。
・4年制大学の卒業者であり、カウンセリングに関わっていること。
・高校卒業後、6年以上カウンセリングに関わっていること。
また、入会してから2年経過し、以下の条件を満たすことで資格取得の申請が行えます。
■スーパービジョン
学会が委嘱したスーパーバイザーから3回以上の指導を受けること。
■学会発表
同学会とカウンセリングに関する学会で発表していること。
■研修会などへの参加
日本カウンセリング学会の主催する研修会などに、15時間以上参加していること。
■グループ体験
エンカウンターグループなどへのグループ体験に、15時間以上参加していること。
■論文・報告
学会の機関誌などに2つ以上の論文や報告を発表していること。
認定カウンセラーの資格試験
試験では、筆記試験、実技試験(面接)が行われます。
筆記試験は、カウンセリングの基礎・基本、理論・技法、心理アセスメント、専門カウンセリングの中から出題されます。
合格率の平均は、約80パーセント。
この認定カウンセラーの資格を取得するためには、たくさんの時間と勉強量が問われます。
実績も求められるので、取得するためには大変な努力が必要。
その分、取得した時には、カウンセラーとしての自信が付くはずです。
しかし、この資格を取得したからといって、すぐに就職や仕事に結びつく訳ではありません。
ただし、学会からは認められているので、将来的に認知・評価されれば、活躍できる場は増えていくはず。
■問合せ先
日本カウンセリング学会事務局
住所:東京都文京区大塚3-29-1 筑波大学教育研究科 田上研究室
電話:03-3942-6833